「和ダイニング星 HOSHI」と「ワールドダイニング シーダパレス」
杉乃井ホテルには3つのビュッフェ会場があります。


- ワールドダイニング シーダパレス:全ての宿泊棟の利用者が利用できるスタンダードな会場
- TERRACE&DINING SORA:宙館宿泊者専用
- 和ダイニング 星 HOSHI:星館宿泊者専用
位置づけとしては、シーダパレスが基本会場、SORAと星HOSHIが上位グレードという形です。
今回は2泊の滞在で、1泊目に和ダイニング 星 HOSHI、2泊目にワールドダイニング シーダパレスを利用しました。その体験をもとに、両会場を比較してみます。
※夕食会場と朝食会事はセットでの予約です。今回、予約時には両日とも「和ダイニング 星 HOSHI」を選択していましたが、チェックイン時に相談し、2日目をシーダパレスへ変更できました。その際、大人1人あたり2,500円の差額調整(ディスカウント)がありました(調整額は時期や設定によって変動する可能性があります)。
和ダイニング 星 HOSHI
概要
星館宿泊者専用の上位グレード会場。
ガラス張りの大きな窓からは、海抜約220mの眺望を楽しむことができます。
2025年に新設されたばかりで、内装は新しく清潔感があります。
場所
星館の最上階13階にあります。
館内移動だけで済むのは便利ですが、一部のエレベーターは13階まではつながっておらず、混み合う時間帯もありました。
料理
和食を中心としながら、バリエーション豊富な料理が並びます。
特に刺身は新鮮で、ホタテが印象的でした。
和食中心ではありますが、キッズコーナーはじめ子どもも充分に楽しめる内容です。
キッズコーナーには離乳食まで用意されていました。
朝食にはさんまが一尾丸々網焼きされており、季節にもよるでしょうが朝食ビュッフェでお目にしたのは初めてです
また、海鮮丼など普段の朝食ではお目にかかれないようなメニューに特別感があります。
ドリンク
- ビールサーバー(アサヒ、キリン、一部クラフトビール)
- 日本酒(冷酒のボトルが5種類ほど)
- ワインはボトルで提供
- その他カクテルや焼酎もあり
- ソフトドリンクはファミレスなどにもあるサーバー式
- 朝食時には各種スムージーなども
アルコールは夜限定です。
雰囲気・サービス
- おしぼりが使い捨ての紙製ですが、厚手でふわふわ
- 天井が高く、明るく開放的な空間
- 料理は片側に長く並ぶ配置で、端から端まで距離があります
- 席はスタッフの案内制で、眺望の良い席になるかは運次第
ワールドダイニング シーダパレス
概要
全宿泊棟の利用者が利用可能なスタンダード会場。
和洋中の幅広い料理が揃い、世代を問わず楽しめます。
場所
星館と宙館のちょうど中間に位置。客室からは少し歩きますが、「棚湯」や「アクアガーデン」に近く、入浴やプール利用と合わせやすい立地です。
料理
ピザが名物で、生地がしっかりしていて美味しくいただけました。
ほかにも刺身、スペアリブ、ステーキなど満足感のある料理が並びます。
朝食にはシェフが焼き上げるオムレツやプチハンバーグなど、特別感のある一品もありました。
ドリンク
- ビールサーバーと海外瓶ビール(ハイネケン、コロナなど)
- ワインはサーバーからの提供(テーブルワイン)
- 焼酎なども用意
- ソフトドリンクはファミレスなどにもあるサーバー式
雰囲気・サービス
- おしぼりは一般的な使い捨てタイプ
- 円形の会場で、外周部と中央に料理やドリンクコーナーを配置
- 客席等の設備に少し年期が入っている
感想
両会場とも料理やサービスの質は高く、十分に満足できました。
ただし「上位グレード」としての違いは随所にあります。
例えば、おしぼりひとつとっても明確に差別化していますし、刺身な内容など比較すれば一目瞭然です。
雰囲気やドリンクの種類なども含め「和ダイニング 星 HOSHI」の方が数段上という印象です。
しかし、シーダパレスが決して低品質というわけではなく、十二分に楽しめる内容です。
それぞれの特徴を踏まえて選ぶと、滞在がより充実すると思います。
連泊するなら、両方を体験することで変化が生まれ、よりホテルの滞在を楽しめると思います。
ただし、順番はシーダパレスを先に、星HOSHIを後にした方が満足感がより高いでしょう。実際に、同行した子どもも「昨日の方が良かった」と話しており、順番は大事だと痛感しました。

