讃岐うどんの聖地・香川県丸亀市にある名店「なかむらうどん」を訪問

香川県丸亀市には「なかむら」と名乗るうどんの名店が2つ存在します。漢字表記の「中村うどん」は弟さんが営むお店で、丸亀市の海側、JR沿線に位置します。一方で今回訪れたひらがな表記の「なかむらうどん」は本家であるお兄さんが受け継いだお店(現在は3代目世代を中心に運営)で飯野山(讃岐富士)の近く、土器川沿いにあり、兄弟店の関係にあたります。

今回は、平日木曜日の開店直後(9:00〜)を狙って訪問したのですが、すでに開店待ちの行列が発生していました。朝一番ということもあり、茹でたて熱々の釜揚げ系(釜たま等)を注文するお目当てのお客さんが多かったのがとても印象的です。

一風変わった「細麺」?実はこれぞ伝統の讃岐うどん

「なかむら」のうどんを一見して感じるのが、讃岐うどんの中でも比較的「細めの麺」であることです。

最近の讃岐うどんといえば「噛み応えのある太くて硬い麺」がトレンドと思いますが、実は昔ながらの讃岐うどんは、細めで柔らかさの中にしなやかな伸びと粘り(モッチリ感)がある麺が主流とのこと。

方向性としては時代の流行と一線を画す個性的路線に思えますが、これは丁寧な足踏み(耳たぶの柔らかさを目指す繊細な工程)や、約20時間の熟成といった昔ながらの製法を愚直に守り続けているからこその食感です。

「流行を追わず、伝統の技を守り続けること」が、巡り巡って現代においては他店には真似できない独自のスタイルとなり、強力な差別化へとつながっているようでした。 伝統の真髄を貫き通した先に結実した、まさに歴史ある讃岐うどんの真骨頂と言えます。

【実食】「ひやかけ大(二玉)」と存在感抜群の「ちくわ天」

今回注文したのは「ひやかけ(冷たいかけうどん)」の大(二玉)と、ちくわ、ゲソの天ぷらです。

ひやかけ(大・二玉)

黄金色に透き通った出汁は、いりこ(煮干し)をはじめとする魚介の旨味が十二分に引き出されていて、非常にスッキリとした味わいです

そして主役の細めの麺。冷たく締められた麺は、言わずもがなしっかりと心地よいコシがあります。「コシがある」といっても、硬すぎてあごが疲れるような重さは一切ありません。絹のように“とぅるん”と滑らかな喉越しで、二玉(大)でもスルスルとお腹に入っていきます。

ちくわ、ゲソの天ぷら

セルフで取った「ちくわ天」も大満足の一品でした。よくあるペラペラに開いたタイプではなく、筒のまま縦半分にカットしたような立体的な形をしています。太さがしっかり残っているため、ちくわ本来のプリッとした食感と旨味が活きており、スッキリしたひやかけの出汁との相性も抜群でした

店内とテラス席の雰囲気

注文を済ませて会計を終えたら飲食スペースへ移動します

薬味やだしは讃岐うどんらしいセルフスタイル。自分の思った量のだしを注げることがとてもうれしい。

店内にも席がありますが、グループやご家族で「テーブルのボックス席っぽくゆったり座りたい」という場合は、屋外のテラス席がおすすめです

河川敷下のどかなロケーションのなか、爽やかな風を感じながら食べるうどんは格別です。

アクセスと駐車場(堤防沿いルートがおすすめ!)

お店には駐車場が完備されているので車での訪問も安心です。

訪問する際のポイントとして、住宅街側の細い裏道から行こうとすると離合が難しく道迷いの原因になるため、土器川の堤防沿い(岡田丸亀線)からアプローチするルートがおすすめ。看板の位置に6台分の駐車スペースがあります。

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