サンライズ瀬戸・出雲「ソロ2階席」乗車記|あえて最安個室を選ぶ理由とネット予約の注意点

「サンライズ瀬戸・出雲」で一番安く乗れる鍵付き個室「ソロ」。
「狭い」「音が響く」なんて評判も耳にしますが、あえてこの最安・最狭個室を選んでみました。

快適な移動手段でもあり、かつ、「走る秘密基地」に閉じこもるアトラクションとして楽しかった乗車体験をレポートします!

1. 乗車前の小さな罠?ネット予約で知った「110円の差」

乗車前の注意点をひとつ。「ソロ」に限らず、特急寝台券と乗車券を別々に購入するときは、乗車券の経由種別に注意が必要です。特にネット(e5489など)で購入するときは気を付けておくのがいいでしょう。

東京〜熱海間の乗車券を買う際、「新幹線経由」にするか「在来線経由」にするかで、110円の差額が生まれるのです。 サンライズは在来線を走る列車ですが、ネット予約の画面で経由を誤って選択してしまうと金額が変わってしまいます。サンライズの車内で車掌さんの検札を受けるときに指摘され、その場か、到着駅の窓口で精算の必要が生じてしまいます。

2. ドアを開けた瞬間の衝撃と「リュックひとつ」の快適さ

いざ乗車し、自分の部屋へ。
これまでも「シングル」に乗車したこともありますが、後からネットで「シングル」の室内画像を改めて見てみると「シングルってずいぶん広いなぁ」と感じてしまいます。

ソロとシングルの寝台料金の差は、約1,000円(ソロ6,600円/シングル7,700円)。正直言って、「本当に1,000円の差か?」と思うくらい空間のゆとりは違います。

ですが、ソロだからといって不満があるかというと全くそんなことはありません。部屋(上段)には専用の収納スペースがしっかり確保されていて、リュックサックひとつで旅する自分にはまさにベストサイズ。横になって寝る分には十分な広さがあり、秘密基地感も相まって居心地はバツグンでした。

3. 2階席へ続く階段と「奈落の底」

今回利用したのは「2階席(上段)」。

個室のドアを開けると、目の前には大人一人がやっと通れるくらいのせまい階段(もはや梯子のよう)が現れます。階段を登りきると自分だけのベッド空間が広がっているのですが、ふと足元を振り返ると、入り口の階段下はまるで「奈落の底」のように深く吸い込まれそうな高さ。このスリルと「狭い空間に潜り込む感じ」が男心をくすぐります。

4. 2階席だけの贅沢「寝転がって見上げる夜空」

2階席を選んで本当に良かったと思えたのが、アール(湾曲)を描いた窓から見える景色です。

ベッドにゴロンと寝転がると、視線の先には夜空が広がります。 街灯の少ない暗闇の区間を走り抜けるとき、流れる星空や街のぽつぽつとした明かりを眺めながら横になる時間は、2階席利用者にしか味わえない最高のロマンでした。

ちなみに:1階席(下段)の目線と朝のホーム風景

1階席(下段)は線路やホームに目線が非常に近く、シングルよりも目線が高くなってホーム上の人と気まずい空間になりがちな絶妙な位置にあります。

朝方、列車が主要駅のホームに滑り込むと「外から丸見えかな」と一瞬ヒヤッとしますが、チラッと窓の外を見てみるとホームにいる通勤・通学の皆さんはスマホに夢中で、誰もこちらの部屋なんて気にも留めていない様子。非日常のこちら側からすると、その風景を見て日常に吸い込まれそうになり、少し胸が「キュッ」となる感覚に襲われます。

画像の手前の車両が「ソロ」奥の車両が「シングル」

まとめ:1,000円節約以上に価値がある「不便さのロマン」

快適さや広さを求めるなら、1,000円足してシングルを選ぶのが正解かもしれません。でも、「リュックひとつで狭い個室に閉じこもり、ガタンゴトンと揺られながら夜空を見上げて明かす一夜」は、ソロだからこそ味わえる特別な体験でした。

「あえてちょっと不便で狭い部屋を楽しみたい」という方は、ぜひサンライズのソロ(できれば2階席!)を狙ってみてください。

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